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…パンツて…アンタ(-"-;)
- 2008/03/18(火) 08:11:33
ガタガタと揺れる電車に凭れ、ただなんとなく外を見ていた。
風景を楽しむわけでもなく、目的地への道程を計るわけでもない。
偶然入り口付近に立ち、そこが硝子窓だっただけ。
良くも悪くも無い天気を眺めていたが、電車がホームに滑り込み、景色は駅ビルのみとなった。
「……。」
自分の立ち位置と、駅ビルの大きなガラス張りとがきれいに重なり、惣菜店街がすぐ先に見える。
オレンジ色の光はあたたかいようでいて、人工的だった。
電車が動き出すまで、三角巾を被った店員を眺める。
その間を、買い物カートを押すおじいちゃんが割って入ってきた。
一歩というより半歩と表現した方がしっくりくるその足取り、必然的に視線は店員から移る。
チマチマ進むおじいちゃんが微笑ましい。
勝手に『可愛い』と思っていると
すとーんっ★
「!!」
見事なまでになズリ落ちたズボンに気付かず歩くおじいちゃん。
いやいやいやいや、気付けよ!!ももひき丸出し!!
「…!」
(やっと)足に纏わりつく自分のズボンの存在に気付いたおじいちゃんは、カートから両手を放してズボンを上げる。
…が、ベルトが仇となり上がりきらない。
ちょっと!そこの店員らっ!笑ってないで手伝ってやれよ!!
距離は2メートル程度だが、私とおじいちゃんの間には、電車のドアと駅ビルの硝子窓。声を掛ける事も出来ない。
思うように動かせなそうにも見える手つきでベルトを解き、ズボンを上げるおじいちゃん。
アナウンスと軽い音楽がして、動き出す電車。
あの惣菜店で買い物はぜってーしねぇー。
そんな事を心に決めたえつ子でした。
(物語口調/笑)
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